流域地形データセット (Node format V.0, Edge format V.0 形式)を生成するシステム
2010年5月29日

plain format V2 形式の河道網データと国土数値情報あるいはHydroSHEDから切り出した標高データから、流域地形を表現する二つのデータセット(ノードデータセット V.0, エッジデータセット V.0)を生成する一連の流れを説明します。

ノードとは、いわゆる格子点のことで、河道点と流域点の二種類があります。 エッジとはノードとノードをつないでできた流水線のことで、河道点と河道 点を結ぶエッジ, 流域点と流域点を結ぶエッジ, 河道点と流域点を結ぶエッ ジの三種類があります。流域点と流域点を結ぶエッジのことを「斜面素片」 とよぶこともあります。

このシステムの目的は、

です。

このシステムで作成したノードデータとエッジデータを用いて、山腹斜面系からの流出を計算するシステム KsEdge の入力ファイルを作成することができます。その具体 的な作成方法については こちら を見てください。

ノードデータセット・エッジデータセット生成の手順は以下の通りです。

  1. 河道点の位置調整
  2. 不要な河道区分の削除
  3. 流域点の隣接関係の調査
  4. 窪地の処理
  5. ノードデータセット・ エッジデータセットの生成
  6. 対象とする集水域の抽出 通常はここまでの処理で流域地形データの作成は終了です。小さな流域で斜面発散の効果を導入する詳細な流出計算を行う場合は次の最急勾配に上る処理を行います。
  7. 最急勾配方向に上る処理
以下、この順にしたがって説明していきます。各作業を行なうプログラムも以下の説明の中で取得できます。
河道点の位置調整 (2007年12月07日更新)


不要な河道区分の削除 (2009年01月29日更新)


流域点の隣接関係の調査 (2007年10月15日更新)


窪地の処理 (2007年10月15日更新)


ノードデータセット・ エッジデータセットの生成 (2007年11月28日更新)


対象とする集水域の抽出 (2007年12月8日更新)


最急勾配方向に上る処理 (2007年10月15日更新)


Lastupdate: May 29, 2010