[クラス名]
Ltank
[モデル名]
線形タンクモデル
[機能]
側方流出孔が底についている線形タンクモデルを解きます。
[受信端子の仕様]
受信端子は一つです。Receive<double> 型, オブジェク
ト名 rp, オブジェクト番号 0 の受信端子からタンクへの流入強度
を得ます。
[送信端子の仕様]
送信端子を二つ持っています。Send<double> 型, オブ
ジェクト名 sp, オブジェクト番号 0 の送信端子から, 側方流出孔からの
流出強度 を送信します。DataConnectionType は、折線です。
Send<double> 型, オブジェクト名 sp, オブジェクト番号1 の送信端子か
ら, タンク底からの流出強度
を出力します。
DataConnectionType は、折線です。
[パラメタ]
側方流出強度を決定する係数 a (変数名 alpha), タンク
底からの流出強度を決定する係数 b (変数名 beta), 計算の時間ステップ
をコントロールするパラメタ (変数名 lambda) を指定します。
[状態量]
貯留量 (変数名 s)
[補足]
係数の単位は 1/sec です。状態量 の次元は, 貯留量 (ボリュウム)
とも貯水高 (深さ) とも考えることができます。ただし, 状態量
の単位を
貯留量と考えるときは, 入力や出力の次元は, 単位時間あたりの流入量, 流出量
の次元と考えないといけないし, 状態量
の次元を貯水高と考えるときは,
入力や出力の次元は, 流入高(降雨強度), 流出高の次元になります。