OHyMoS.NET Class Library

OhInputPort クラス

基本型入力端子モデルを表すクラスです。抽象クラスです。 このクラスはOhSendPortを継承しています。

The OhInputPort class is an abstract class for creating input ports for a total system. It extends OhSendPort class.

この型のすべてのメンバの一覧については、 OhInputPort メンバを参照してください。

System.Object
   OhymosNet.OhObject
      OhymosNet.OhPort
         OhymosNet.OhSenderPort
            OhymosNet.OhSendPort
               OhymosNet.OhInputPort
                  OhymosNet.OhInputDB
                  OhymosNet.OhInputFile

public abstract class OhInputPort : OhSendPort

解説

全体系の入力端子を作成するための基底クラスです。

抽象クラスです。

基本型入力端子は、全体系の入力端子を作成するための抽象クラス です。ユーザは、このクラスを継承して全体系の入力端子のモデル を作成してください。基本型入力端子のクラス宣言では、ユーザが 実現すべき入力端子の基本仕様を定めています。また、その実装で は事前に用意できる機能を定義しています。

全体系モデルは、この基本型入力端子のクラスを継承してユーザが 作成した入力端子を通じてデータを入手するものとして設計されて います。

全体系の内部に対して入力端子が入力データを受けとる役割をする という意味では、入力端子は、基本型要素モデルの受信端子に似て いますが、全く別のものと考えた方がよいです。

全体系モデルは、ファイル入出力、データベース入出力、キー ボード入力、CRT 出力など、種々雑多なデータの入出力に対応しな ければなりません。全体系モデルは、こうした雑多なデータを系の 内部に取り込む時は、全て OhDataPack型のデータに変換 しなければなりません。また、シミュレーション結果をシミュレー ション実行者に提供する時は、OhDataPack型で蓄積されて いるデータをシミュレーション実行者の望むデータ形式に変換しな ければなりません。このようなデータの変換に関する具体的処理は、 ユーザが作成する入力端子・出力端子で行なうことにし、全体系モ デルの方では、入力端子・出力端子を一定の手続きで操作すること にしました。すなわち、入力端子・出力端子は、内部の定型的な処 理と外部の処理との仲立ちをすることになります。


This is the base class from which the user creates his own input port models.

必要条件

名前空間: OhymosNet

アセンブリ: OhymosNet (OhymosNet.dll 内)

参照

OhInputPort メンバ | OhymosNet 名前空間