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$Lastupdate: April 24 2010$ |
OHyMoS は,京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 水文・水資源学分野(椎葉研)で開発・保守されている水文モデル構築シス テム(Object-oriented Hydrological Modelling System)
です。
OHyMoS は、水文モデルを「構造的モデル化法」によって作成するためのシス テムです。「構造的モデル化法」とは、各水文モデルに共通な構造を抽出して、あらかじめ
モデル化しておき、個々の水文要素モデルは、この共通構造を継承して作成して 行こうとする方法です。
OHyMoS は次のような特徴を持っています。
- 要素モデルを組合わせて全体モデルを作る。
- パラメタの設定,初期値の設定,データの受渡しなどは,標準化されてい
る。
- 要素モデルは,個々独自の時間単位で計算できる。
- ある要素モデルの出力データを他の要素モデルが入力データとして利用す
るという関係は,端子によるデータ授受としてモデル化される。
- 端子によるデータ授受では対応できない場合,要素モデル同士が直接デー
タを交換する直接通信機能がある。
- 複数の要素の間で情報を交換しながら計算を反復する機能がある
(Ver. 2.0.0 で追加されました)。
- 流出系の最終状態をファイルに書き出し,後で,計算を再開できる。
OHyMoS のユーザの間で情報を交換するためのメーリングリスト
ohymos-ML が運営されています。
OHyMoS のバージョン
OHyMoS 関連ツール
Hydrology and Water Resources Research Laboratory, Kyoto Univ., Japan
E-mail :
wwwadmin@hywr.kuciv.kyoto-u.ac.jp